神戸市北区5人殺傷事件は、2017年7月16日早朝、兵庫県神戸市北区有野町有野で発生した無差別殺傷事件です。当時26歳の男性が、同居する祖父母や近隣住民を襲撃し、3人が死亡、2人が重傷を負いました。
事件の概要:
自宅での犯行: 男性は自宅で祖父(83歳)を金属バットで殴打し、止めに入った母親(52歳)も襲撃。さらに、祖父母を包丁で刺して殺害しました。
近隣住民への襲撃: その後、近隣に住む女性2人(79歳と65歳)を襲い、79歳の女性を殺害、65歳の女性に重傷を負わせました。
動機と精神状態:
男性は「自分と同級生の知人女性以外は意識を持たない哲学的ゾンビであり、ゾンビを殺せば知人女性と結婚できる」という妄想に取り憑かれていたとされています。
裁判の経緯と判決:
第一審: 神戸地方裁判所は、男性が犯行時に統合失調症による心神喪失状態であったと認定し、無罪を言い渡しました。
控訴審: 大阪高等裁判所も一審判決を支持し、検察側の控訴を棄却。これにより無罪が確定しました。
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