多摩市パチンコ店強盗殺人事件は、1992年5月30日、東京都多摩市関戸2丁目のパチンコ店で発生した凶悪な強盗殺人事件です。この事件では、閉店後のパチンコ店で従業員3名が殺害され、売上金約234万円が奪われました。
事件の概要
当日午後11時20分頃、パチンコ店の従業員2名が売上金約1,500万円を1階から4階の事務所へ運ぶためエレベーターに乗りました。これを待ち伏せしていた中華人民共和国福建省出身の男3人組がエレベーター内で従業員を襲撃し、刃物や木の棒で殴打・刺殺しました。さらに、異変を察知して駆けつけた専務も同様に殺害されました。
捜査と逮捕
事件後、警視庁は特別捜査本部を設置し、捜査を開始しました。同年10月、共犯者2名が別件で逮捕され、本事件への関与が明らかになりました。しかし、主犯格の男は既に国外へ逃亡しており、現在も国際手配中です。
裁判と判決
逮捕された2名は、1995年12月に東京地方裁判所八王子支部で死刑判決を受け、2002年6月に最高裁判所で上告が棄却され、死刑が確定しました。
この事件は、外国人による凶悪犯罪として社会に大きな衝撃を与えました。また、主犯が未だ逃亡中であることから、未解決事件としても注目されています。
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