仙台高校教諭殺害事件は、2010年4月に宮城県仙台市泉区で発生した殺人事件です。被害者は私立高校の教諭(当時56歳)で、自宅で頭部を鈍器で殴られた状態で倒れているのを長男が発見しました。近くには凶器とみられる金属バットが落ちており、周辺の道路には血痕の付いた足跡が残されていました。被害者は事件の2か月前にも不審な大怪我を負い、入院していたことが明らかになっています。
捜査の結果、同年8月に被害者の知人男性2人が殺人容疑で逮捕され、その後、被害者の妻(当時44歳)も事件への関与が疑われ逮捕されました。妻は夫との離婚を巡って口論を繰り返しており、親密な関係にあった知人男性に襲撃計画を相談していたとされています。この計画に基づき、知人男性が別の男性に被害者の襲撃・殺害を指示したとされています。さらに、被害者の死亡後、保険金約2,810万円をだまし取ろうとしたとして、詐欺未遂罪でも起訴されました。
裁判では、妻に懲役11年、知人男性に懲役23年、実行役の男性に懲役18年の判決が言い渡され、いずれも確定しています。この事件は、保険金詐取を目的とした殺人事件として社会に大きな衝撃を与えました。
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