住友銀行名古屋支店長射殺事件は、1994年9月14日早朝、名古屋市千種区のマンションで発生した未解決の殺人事件です。被害者は住友銀行(現・三井住友銀行)名古屋支店長の畑中和文氏(当時54歳)で、自宅マンションの玄関前で頭部を銃撃され、即死状態で発見されました。
事件現場のマンションはオートロック式で、外部からの侵入が困難とされていました。犯行は畑中氏が新聞を取りに出た際に行われたと推測され、銃弾は右目上から左後頭部を貫通していました。
同年11月、73歳の無職の男が大阪の住友銀行本店で短銃を所持して現れ、銃刀法違反で現行犯逮捕されました。この男が所持していた拳銃は、畑中氏の射殺に使用されたものと一致しましたが、男の供述には矛盾点が多く、実行犯としての立件は見送られました。
事件は2009年9月14日に公訴時効が成立し、未解決のままとなっています。 この事件は、1990年代前半に相次いだ企業幹部を狙った犯罪の一つとして、社会に大きな衝撃を与えました。
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