富山市会社役員夫婦放火殺人事件は、2010年4月20日に富山県富山市大泉で発生した未解決の殺人・放火事件です。この事件では、会社役員の男性(当時79歳)とその妻(当時74歳)が自宅で殺害され、建物が放火されました。
事件の概要
2010年4月20日12時25分頃、富山市大泉の3階建てビルの2階部分で火災が発生しました。鎮火後、焼け跡の寝室から夫婦の遺体が発見されました。司法解剖の結果、夫婦は首を絞められて窒息死した後、建物が放火されたとされています。
捜査の経緯
事件発生から約2か月後の2010年6月、週刊文春編集部に犯行声明文を記録したCD-Rと手書きの現場見取り図が送付されました。富山県警は任意提出を求めましたが、取材源の秘匿を理由に拒否され、約2年間の交渉の末、2012年8月に差し押さえ令状によりCD-Rを押収しました。解析の結果、文書作成者として、被害者の知人であった富山県警の男性警部補(当時54歳)の名前が判明し、同年12月に殺人・放火などの容疑で逮捕されました。しかし、2013年7月に嫌疑不十分で不起訴処分となりました。
現在の状況
事件は未解決のままであり、富山県警は情報提供を呼びかけています。また、富山県警は捜査特別報奨金制度を実施し、情報提供者への懸賞金を設定しています。
この事件は発生から14年が経過した現在も未解決であり、捜査当局は引き続き情報提供を求めています。
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