豊橋小2女児誘拐殺人事件は、1989年10月11日に愛知県豊橋市で発生した身代金目的の誘拐殺人事件です。当時8歳の小学2年生、小林美幸子(みさこ)ちゃんが買い物途中に誘拐され、翌日遺体で発見されました。
事件の経緯
1989年10月11日午後4時頃、豊橋市西山町で美幸子ちゃんが行方不明となりました。同日午後6時過ぎ、家族のもとに三河弁を話す男から身代金1000万円を要求する電話があり、父親が警察に通報しました。その後も数回にわたり、男から電話があり、女児が電話口に出ることもありました。
翌10月12日、犯人は父親に対し、身代金の受け渡し場所として浜松市内を指定しました。しかし、警察の警戒中に不審な車両が発見され、追跡の末、静岡県湖西市白須賀の山中で脱輪状態の車両と近くにいた男が発見されました。この男は新居警察署に任意同行され、最終的に身代金目的誘拐容疑で逮捕されました。
犯人と裁判
犯人は豊橋市西松山町で喫茶店を経営していた浦山裕司(当時27歳)で、経営難から借金を抱えており、身代金目的で犯行に及んだとされています。裁判では、浦山被告に対し無期懲役の判決が下され、確定しました。
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