関西青酸連続死事件は、2007年から2013年にかけて、京都府・大阪府・兵庫県の3府県で発生した連続殺人事件です。犯人である筧千佐子(かけひ ちさこ)死刑囚は、結婚相談所などを通じて知り合った高齢男性4人に青酸化合物を摂取させ、うち3人を殺害しました。
事件の概要
筧千佐子死刑囚は、2007年から2013年にかけて、夫や交際相手である高齢男性4人に青酸化合物を含むカプセルを飲ませ、3人を殺害、1人を殺害未遂に終わりました。被害者らは生前に遺産を筧に相続させる旨を記した遺言公正証書を作成しており、筧は死亡保険金などを手にしていました。
裁判と判決
筧千佐子死刑囚は、3件の殺人罪と1件の強盗殺人未遂罪で起訴されました。一審の京都地裁は死刑判決を言い渡し、二審の大阪高裁もこれを支持しました。最終的に、2021年6月29日、最高裁第三小法廷は弁護側の上告を退け、死刑が確定しました。
死刑囚の死亡
2024年12月26日、筧千佐子死刑囚(78歳)は大阪拘置所から病院へ搬送され、死亡が確認されました。死因は病死と見られています。
関連書籍
事件の詳細や筧千佐子死刑囚の人物像に迫った書籍として、小野一光氏の『全告白 後妻業の女: 「近畿連続青酸死事件」筧千佐子が語ったこと』があります。この書籍では、著者が筧との獄中インタビューを通じて、事件の真相や被害者への思いなどを明らかにしています。
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